2004年5月にカワセミの撮影を始めてから5年になります、 この5年間のデジカメの進歩は凄いものでその企画・開発・販売に携わる人々の御苦労は 想像を絶するものがあります。 最初は止まっているカワセミを如何に綺麗に大きく撮るかがテーマでしたので、予算の許す範囲で 出来るだけ高画素数のカメラに高解像度超望遠レンズを付けて腕を磨いてきました。 「止まりもの」を卒業すると今度は「飛びもの」への挑戦に移りました、 これにはカメラの高画素数を維持したまま如何に高速連射が出来るかにかかっていました。 所謂デジカメと称するものは殆どが秒3枚、 一眼レフデジカメでは秒6枚となり秒10枚となるとプロ用で金額も数十万円となり手が出ない領域となります。 秒6枚で綺麗な「飛びもの」を追及し一応限界まで到達したように思います。 2008年1月にカシオが秒60枚撮れるデジカメを発表し、さらに9月には秒40枚だが光学ズーム20倍(26mm- 520mm)のEX-FH20を発表しカワセミの飛翔する姿を使ったＴＶコマーシャルを打ち注目を集めました。 値段が5万円前後というアマの手の届く所に置いた企画も憎いものがあります。 当初所詮オモチャと無視していましたが、一応手の届く一眼レフで卒業段階に来ましたので秒40枚で 新しい世界が開けるのではないかと手に取ってみました。 予想通り解像度には不満はありますが、 今まで入ることの出来なかった世界に一歩踏み込むことが出来たような気がします。 0.025秒おきのカワセミの姿を40枚構成のスライドショーでお楽しみ下さい。 1秒間の出来事を40秒間に引き伸ばしてご覧いただけます。 (2009.02.07　dora記）